チルコロ・アワイチバーガーに想うコト

夏になると週末だけでなく平日もアワイチバーガー目当てに来てくれるお客さんが多くて平日もバイトお願いしなければならないなぁ、と思いつつ今日もせっせと作っては出して、皿をひいては洗って(合間に平蔵店長と遊んだり)の無限地獄を繰り返す…

さて、アワイチバーガーは、いわゆる”全載せ”。ピクルスから始まりレタス、淡路玉ねぎのロースト、50/50パテ、チーズ、サルサソース、ハラペーニョ、淡路ハーブ、ハーブソーセージ、そしてオツユの多いこれら具材をしっかりと吸収、受け止める釜焼きライ麦パンという構成だが、兎に角、手間がかかる!!!!

アワイチバーガーVer5.2

なのでちょっと大人数のお客さんが数グループ来店されるともう大パニック…。
焦りだけが突っ走って色々ご迷惑をおかけしています…💦
そんな具材のビルドの中でもボクが注力しているのは具材のポテンシャルを出来る限り引き上げる、という観点。で、使っているチーズは一般的なチェダーチーズだが一手間、バーナーで炙って香りを最大限引き出す様にしている。
バーガーを掴んで専用袋に入れ、顔を袋に突っ込む様に大きな口でかぶり付く、その時にライ麦パンの香りとチーズの香りを楽しんでもらう。

美味しくなれ、美味しくなれ…

チーズを炙りながらこのアイデアはどこからなのか…と考えていたらあの懐かしいパンの味を思い出した。

A1のチーズパンは家族の幸せの記憶

ブロッチェンチーズ

40年以上前、まだ近鉄難波駅から南海に向かう地下通路に戦争疾病兵が座り込んでいたりした時代、両親に手を引かれながらその雑踏を進み天王寺の墓参りに向かったその帰り、近鉄の地下に向かう階段の反対側の地下商店街にあるA1ベーカリーでいつも10個ほどのチーズが沢山載った棒状のパンを買って帰った。
白い袋から立ち上る焼けたチーズの香りはそんなに裕福では無かったウチの、ささやかな幸せのイメージとして記憶された。

近鉄難波入り口階段

成長して、反抗期になって、家族との楽しい思い出もそれほどなく、ただなんとなく大人になって、あの頃食べて感激したヒロタのシュークリームも、夏休みにイトコ達と取り合いしたレディボーデンも全く口にしなくなったけど、幸せのイメージは、こうして記憶の片隅に残って今のボクを形作っているンだろうね。

今日、ネットで調べて初めてあのA1のチーズパンはブロッチェンチーズって名前である事を知った。 
今晩大阪に戻るから久しぶりに食べてみようと思う。
あの頃を思い出しながら…